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生地の特性を知ろう(牛革生地)

そのランドセル・・本当に子供のこと考えてますか?



 牛革は内蔵側を「牛床革」表皮側を「牛革」と称します。 


牛革(天然皮革)

工房などがメインで活用している昔ながらの素材の牛革。近年は全体の10%強という生産量で年々
生産数は減少傾向にあります。そんな牛革の魅力は、高級感、張り感。ですが詳細については意外と謎
そんな牛革(ランドセル用)について解説していきたいと思います。

牛革

★ ランドセルの原革はどこの生産?? ★
日本のランドセルに使われている原皮は下記のようになります。
国産牛革 日本に来て1年以上飼育され、尚且つ生後6カ月以内に去勢された2歳前後の雄牛の原皮になります。
北欧産(ニュージーランド)牛革 革生産大国の北欧産牛革。しなやかさと丈夫さを兼ね備えた原皮になります。
イタリア製レザー イタリアで育った牛の革になります。 

※イタリアンレザーとイタリア製レザーは別物です※

(イタリアンレザーはナポレオン・ミネルバボックス・ベネチアン等一部商品)
ここで疑問なのが、国産牛革。「 日本に来て1年以上 」「 去勢された生後2年弱 」という部分。
食べるも国産牛と和牛の違いと同じですが、国産と言うのは「日本生まれ日本育ち」ではない部分が大半です。
さらに、近年は加工技術のレベルが上がり見た目の善し悪しがわかりにくくなっています。
鞄専門店でも見分けが難しい部分がありますですので工房名などではなく素材感をきちんと見ることが大事。
また、 軽量化を意識しすぎて薄くして表層だけガチガチにしてるものあり。
薄くして表層だけ硬くすると折れに弱く皺にも弱くなりますので厚さもチェック必須です。
また牛革の中にも加工方法が違った生地があり、特徴は下記のようになります。

牛革スムース・牛革ミラーコート なめらか、艶のある質感になります。原皮の傷の補修ができないので原皮に傷のない最高級の革が使われることが非常に多いです。
革のコストが非常に高いため生産数は非常に少ないです。
牛革ボルサ・ボルカ・ビトリア・リトビア 表面に本革らしいシボ加工をつけた弱艶のある生地になります。(牛革ボルサは登録商標のため他社では他の名前にしてます) ※1
型押し革 加工した牛革にプレスにて型押ししたもの近年は非常に少なくなり、この手法のモデルは減少傾向にあります。
ヌメ革・素焼き・ナチュラル 革本来の素材感を強く出すために鞣し工程後の加工を最小限に抑えた生地。
革のこだわりを感じさせる昔ながらの加工方法です。※1
以上のような加工方法があります。ですがここで考えなければならないのが※1の部分。
近年は加工技術の向上により染を無くしてカラーシートを多用している物も多数。
カラーシートを張る ⇒ 見た目は綺麗 ⇒ でも表面は革ではない・・ということですよね。
厳密に言えばカラーシートを張っている製品は「牛革スピリット」というのが正しいと思います。
この部分をユーザーさんがどう考えるかが一つのテーマかもしれないとORGでは思います。

★ お手入れしなくてOKは間違い ★
また工房さんではよく「お手入れしなくてもOK」とうたっているところもありますが、それは違います。
革製品をお持ちの方ならお分かりでしょうが、お手入れをするかしないかで何年後かには差が出てしまいます。
例えば、女性でも洗顔後に化粧水や乳液、たまにはパックもするということがあるでしょう。
革のお手入れも同じです。(もちろん毎日こまめにとはいいません)
ご使用になる際は夏休みや冬休みなど、長期休みで良いのでお手入れをしてあげてくださいね。
※ 販売促進のための「ノーメンテでOK」なんて革ではありえないですよ ※


看板看板1
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